( おもとの丘奮闘記2023-⑱ )
今日から出荷を開始しました
酷暑の中でも汗だくで作業をし、また、台風6号にひやひやしながら、なんとか今日(8月17日)の初出荷を迎
えることができました。
(選果作業)・・・今年まで手選果です。来年は選果場ができる予定なので、全自動の機械選果になります。
出荷の手順
かぼすの樹に成っている果実が、そのまま全部高値で販売できるわけではありません。収穫→選果→果実拭き→箱
詰め→発送の順に作業を行ない、やっと商品になります。
( 収 穫 )
(収穫作業中のA君)
収穫は何でもかんでも取っていいというものではありません。出荷始めの頃は、小さすぎるものや天成り果
と呼ばれる大きなかぼすは取ってはいけません。
程よい大きさ(L、Mサイズ)を選んで収穫します。
はさみも2度切りします。(一旦軸をやや長く残して切り、手元で短く切りそろえます。)
( 選 果 )
一番上の写真が選果風景です。「おもとの丘」の品質区分は、一番きれいな「特選」(1%もありません)、次
に上の中クラスの「標準」、次に傷や色ムラがあってややランクが下がる「お徳用」です。これが青果で販売で
きる3段階で、もっとひどい傷や色ムラがあるものは加工原料として農協に販売しています。
( 箱詰め )
( 規格のスタンプ )
品 質・・・「標準」「お徳用」
大きさ・・・「大きめ」「標準」「小さめ」
※規格は簡略化しています。
( 箱詰め、パンフレット入れ )
2㎏、5㎏、10㎏の3種類があり、注文に応じて
箱詰めします。
「おもとの丘」のパンフレットを入れ、封をしま
す。
( 出荷を待つかぼす )
( オリジナルの箱での出荷 )
緑色の丸がシンボルの「おもとの丘」オリジナル箱
ちなみに「おもとの丘」の「おもと」とは、植物の
万年青(おもと)のことではありません。
宇佐市の霊峰「御許山(おもとさん)」にちなんで
名前をつけさせていただきました。
( 出 荷 )
「おもとの丘」の出荷は、郵便局とネット通販数社、宇佐市のふるさと納税です。
郵便局のふるさと小包は郵便局に持ち込み、その他は
クロネコヤマトさんにお願いしています。
今日の出荷を皆で見送りました。
今日発送分は、事前予約を頂いていた方々ですが、北は北海道から南は沖縄まで送りました。
台風の影響で、遅延する地域もあると聞いています
が、かぼすが無事にお客様の元に届くことをスタッフ
一同願っています。
かぼす農園の仕事は自然が相手とはいえ、今年も栽培面でいろいろありました。
花がたくさん着くはずの園地で少なかったり、あれだけ注意深く防除したのに
「かいよう病」が結構出てしまったりと大変でした。やっとここまでたどり着
きました。今年の3月に1名、4月に1名新しいスタッフを採用しましたが、
あの時の作業の意味が、収穫、選果してみて初めて分かったことと思います。
かぼすの出荷は9月末まで緑かぼす、10月は黄緑かぼす、11~12月は黄
かぼすとまだ続きます。全国のかぼすファンの皆様、ご注文お待ちしています。
祝 初出荷!
( おもとの丘の長老 )
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