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早く梅雨が明けないかねえ

〔 おもとの丘奮闘記2023-⑮ 〕



雨が続いて困っています

 今日は7月7日ですが、今日もかなり強い雨が降っています。午前中は社員全員かっぱを着て枝抜き作業をしてい

 ましたが、雷も鳴っていたので作業を中断して退避しました。

 日本には梅雨があるというのは当たり前のことですが、おもとの丘のかぼす栽培でも困っており、もうそろそろい

 いんじゃない?と思う今日この頃です。




困っていることその①  防除ができない


 結果樹では「かいよう病」防除

  おもとの丘のかぼす出荷開始日は、8月17日を予定しています。宇佐市は県北に位置していますので、十分な 

  果汁量が出るのは8月中旬以降なので、お盆後にしています。あと40日ですが、その間もかいよう病の予防的

  防除は必要になります。

  実は枝抜き作業している時に、幼果にかいよう病が出ているのをちらちら見かけます。やばい!早く防除をせね

  ばと焦っています。


  基本的に、植物の病気は雨で媒介します。かいよう病は細菌性の病気ですから、枝や古葉に残っていた細菌が越

  冬して葉や果実に感染して発病します。ハウスや雨よけ施設があればぐっと減りますが、おもとの丘は露地のか

  ぼす園ですから防除で防ぐしかないのです。




(かいよう病)


 昨年かなり発生した園があり、被害果は廃棄

 しました。


 今年こそは完璧に防ごうとと思っていたので

 すが・・・。





 幼木では「エカキムシ」

  おもとの丘のかぼす園の約半分は幼木園で、実を成らせず樹を大きくする育成管理を行なっています。幼木が

  すくすく伸びて樹がぐんぐん大きくなるためには、エカキムシの防除が欠かせません。殺虫剤をローテーショ

  ンして、7~10日に一度のペースで散布しなければなりません。梅雨が明けたら、価格は高いが長く効く薬

  を散布しようと考えています。



 除草剤が撒けない

  草の管理は、草刈りと除草剤散布を組み合わせて行なっています。草があまり大きくならないうちに除草剤を

  かけると、草刈りに比べてかなり労力を省力化できます。しかし、除草剤は使用回数が決められており、また、

  法面では草の根まで枯れると崩れる恐れがあるので、草刈りで対応します。


  雨が降ると、草が恐ろしい勢いで伸びています。この間刈ったのにもう30cmも伸びている、なんてことがあ

  り、作業が追い付いていないのが実情です。



困っていることその② 管理作業の遅れ

 出荷開始まであと40日。それまでに、枝抜き、摘果、葉摘み作業を一通り終わらせなくてはいけません。

 軽い雨なら多少濡れながら作業しますが、土砂降りではできません。カッパの内側は汗でびしょびしょで、

 腕から雨水が入ってわきの下まで濡れてしまいます。


 梅雨が明けても、今度は灼熱の厚さでうんざりするのですが、枝抜き、摘果、葉摘み作業をしないと、ほとんど

 加工原料にしかならないということになります。何とか間に合わせないといけません。



困っていることその③ 危険

 雨の日の作業は危険です。特に草刈り機での除草作業中、法面などの斜面はやらないようにしています。斜面で

 滑って、高速で回転する草刈り機の刃が体にあたれば大けがをします。


                                     〔 雨に濡れたかぼすの幼果 〕


 適度な量の雨は必要です。花が終わって幼果がぐんぐん太っている時期ですから、梅雨の雨は理に適っているのか

 もしれません。しかし、雨の量が多かったり連日の雨降りは困ります。もうぼちぼちいいんやがなあ。




       若いモンに交じって、かっぱを着て枝抜き作業をしていましたが、全身びしょ濡れになって

       しまいました。半日で切り上げてこれを書いております。(若いモンは午後もやっています)

       梅雨ももう少しで明けると期待したいところです。


       このブログ、週1回金曜日にアップしておりましたが、いささか間隔が近すぎたかなと反省し

       ております。アップすると直ちに見てくださる、奇特な数名の読者の方には申し訳ありません

       が、今後はやや間隔をあけて「おもとの丘」の奮闘記を見ていただきたいと思っております。

       今後もよろしくお願いします。

                               

                                     〔 おもとの丘の長老 〕   

  

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